出産して子育てをして、だいぶん長く休んでしまった看護師さんが、また腰をあげるとき、気にかかることはブランクの影響でしょう。
ブランクがあると、自分の実力もどう評価されるか気がかりだし、ずっと働き続けている看護師に比べればかなり置いていかれているような焦りがあると思います。
医療の技術も日々進化していますし、機械も入れ替わっていて操作できないかもしれません。
でも、出産や子育てによるブランクなら、その経験はたいへん価値のあるものです。
看護の現場で活かせる経験なのです。
患者さんの気持ちやしんどさが、ぐっと深く理解できるはずですから。
看護は心でするもの。
人生経験が広いほうが、よい看護師とも言えるのです。
実際20年ものブランクを経て復帰した看護師さんも、最初だけ「点滴の手順はどうだったか」頭でばかり考えオタオタしましたが、いざ復帰してみると実際はカラダが覚えているもので、だいたいなんでもこなせたそう。
20年でもだいじょうぶなのだから、たった3年や4年のブランクなんて屁でもありません。
そして、さらに良いことは転職をする看護師さんはとても多いので、それだけ病院内にも新しい風が入っていて、迎える側も慣れているんですよ。