お子さんの子宮頸がん予防、していますか？
子宮頸がんは2009年に登場した子宮頸がんワクチンで予防することができるようになりました。
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すなわち、子宮頸がんは「予防できるがん」なのです。
子宮頸がんワクチンを接種するのに最適な年齢は中学生前後。
中学生の娘さん本人にはなかなかぴんとこないことですから、子宮頸がん予防はお母さんがしっかり勧めてあげないといけない大切なことなのです！
子宮頸がんは子宮の出口のあたり「子宮頸部」にできるがん。
20代から30代という若い女性に急増しています。
この年代では発症率が乳がんより高くなっています。
子宮頸がんになっていまうと、手術で子宮をとることになり、その後もいろいろな後遺症とつきあっていくことになります。
その原因はヒトパピローマウイルスの感染。
ヒトパピローマウイルス（HPV）には多くの種類があり、その中に発がん性HPVがあります。
HPVは性交渉によって感染します。
女性のほとんどはこのHPVに感染し、免疫力でウイルスを排除するのですが、一部の人は感染したままの状態が続き、数年あるいは10年以上かかってがんになります。
子宮頸がんワクチンは、発がん性HPVのうち、HPV16型と18型の感染を予防してくれます。これらは子宮頸癌の原因の主要なウイルスです。
これによって日本人の子宮頸癌の7割を予防できることになります。
子宮頸癌ワクチンの接種は3回に分けて行うので、3回は医療機関に通うことになります。
接種を受けるのに良いのは10歳〜14歳（日本産科婦人科学会・日本婦人科腫瘍学会・日本産婦人科医会が推奨しています）。
なぜなら、子宮頸癌ワクチンはすでに感染しているHPVを排除することはできないので、性交渉を持つ前に接種することが望ましいからです。
原因ウイルスの感染を阻止すれば、10年後20年後に娘さんが不安な思いをせずに済みます。
ワクチンが効果的に働く年齢のときに子宮頸がんワクチンの接種をしてあげてください。
中学生と高校1年生なら、公費助成の対象となりますので、活用してください。
（いまのところ2012年3月までとなっています。厚生労働省や自治体のホームページで確認しましょう）
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